task448の日記

散々頭をこねくり回すとこんな仕上がりになります。

埃だらけのヴィンテージボックス

25歳で結婚した。

26歳で出産した。

27歳のわたしはあと2ヶ月も経てば28歳になる。

 

 

周りはまだまだ恋愛を謳歌している。

羨ましくはない。いや、ちょっぴり羨ましい。

今思えば、もっといろんな経験をしてもよかったんじゃないかとは思う。

もっとも経験がないわけではないけれど。

 

 

初恋は幼稚園の頃。ぽっちゃりとした色白の男の子だった。

小学校に上がるとその男の子はいなくて、あぁあの子にはもう会えないのかと残念に思った。

 

次に好きになった人は中3の頃。

所謂モテる人ですごく人気があった。

わたしには手の届かない存在だと思い込み、好きにならなかった。

のに、好かれた。

 

 

 

もちろん、この2人以外にも好きになった人はいたし、付き合った人も何人かいる。

でもわたしの中で、本当に好きだったのはこの2人だけ。

 

 

 

わたしが結婚したのは前者、初恋の人だ。

幼稚園のたった2年の間に好きになってそこから疎遠。

SNSの発達した時代に生まれてよかったと初めて思ったのはこの時だ。

23歳の誕生日、彼からメッセージが来たのだから(もちろん彼はわたしが誕生日だとは知らないし、この誕生日は大きな人生の分岐点だった)。

 

 

 

トントン拍子とはよく言ったものだ。

振り返るとすんなり結婚までたどり着いたのかもしれない。

まぁこれはおいおい書いていこう。

 

 

 

好きな人と結婚をして、子供まで授かった。

何も不満はない。

 

 

 

それでも忘れられない人はいる。

初恋の男の子、つまり主人と再会するまでの約10年間は、ずっと中3の彼に恋焦がれていたのだから。

 

 

 

中3の彼がふと夢に出てきたもんだから、鍵をかけたはずの箱がまた開いてしまった。

次はいつ鍵がかかるのだろう。